こないだ日本に行く
前のある晩、
たまたまテレビで
ヘルムート・バーガー
が主演している
ドリアン・グレイの
映画を見た。見る前から
予感はしてたけど、
せっかくのオスカー・ワイルド
不朽の名作なのだがチープめな
エロチックB級なんちゃって
サスペンス風味の仕上がり
でしたがまあそんなことは
事前に予感はしてたからOK.
ヘルムート、
脱げばいいと思ってるでしょ?
とか心の中で何度もつっこみながら↓
それにしてもある時代まで
ヘルムート・バーガーは
「俺って、ザ・美男です!」
ってポジションでずいぶん
やっていたよなあ、、
中学生の時、
学校の図書館で
ルキノ・ヴィスコンティの
『地獄に堕ちた勇者ども』の
写真入りシナリオブックを
手に取った時とてつもなく
衝撃をうけた私はもう
ヨーロッパの退廃の虜
だったわけだけど、
この映画の主演こそが
当時ヴィスコンティ
ぶっちぎりお気に入り&
ラバーの
ヘルムート・バーガー。
ものすごい妖艶で、
がっつり女装で
マレーネ・ディートリヒに
なりきったり、なんか
ヨーロピアン、スゲエ、、、
ってすごく思ったものだ。
女装の人の筋張って筋肉質
な足がだいぶ好き。
その頃同時にダーク・ボガードや
イングリッド・チューリンを学び
シャーロット・ランプリングに
いたってはもうアイドル。
ヨーロピアンクラシカルに
ドはまりしすぎて、
へたしたらつまんないかも?
とかそういうのはもう抜きで
ひたすら毛穴にしみこます
かんじにヴィスコンティ映画
ばっかり見ていた時期もある。
ヘルムート自体の演技力に
関してはいまいち
よくわからないのだが、
ヴィスコンティ映画における
存在感が絵的にバッチリすぎた
のはまちがいない。
ルートヴィヒ2世にいたっては
実物よりヘルムートイメージが
強すぎて彼しか思い浮かばない。
そしてヴィスコンティ亡き後
輝く役はもらっていない。
で、なぜにそんなことを
思い出したかといえば
ヘルムート・バーガーが
5月18日に亡くなった
というニュースを見たから。
ちょうど数週間前に先に
述べたドリアン・グレイ
映画を見たついでに、
まだ生きてるのかな?
とかwiki検索して
へ―78才か、
まだ元気そうだなと
思った矢先の
まさかの今月?!と
ちょっとびっくりした。
晩年、お年の召し方こんな
仕上がり↓
数年前のサンローランの
映画とか出てたらしいのに
全然気づかなかった。。
色々なつかしみつつ、
ヘルムート・バーガーは
きっと足湯とかしたこと
なかっただろうなあ、、
というわけでヨーロピアン
つながり路線でうちの
フランスオト・バーガー
九州の道の駅「霧島」
にて優雅に足湯の絵を
おたのしみいただきたい。。
応援クリックしていただけるとありがたい!!↓↓↓