帝銀事件とは、1948年に
東京都豊島区の帝国銀行
椎名町支店で銀行員12人が
皆いっせいに騙されて毒物を
飲まされて殺害され、その
犯人として捕まったのは
平沢貞通と言うまさかの
画家でいまだこれは冤罪説
が濃いめ昭和の謎めき
ミステリー事件である。
昔からなかなか気になる
事件であはったが
アマゾンオーディブルに
松本清張の書いた
「小説帝銀事件」があった
のでここ数日夢中になって
聞いた。「聞いた」
ということは「読んだ」
ではないけど、まあ読書。
歩きながら、掃除しながら、
風呂はいりながら、、
オーディブル便利なのよね。
それで、私としては改めて
画家単独でこんな大胆緻密な
毒物取扱い完全犯罪遂行は
難しすぎるような気がした。
かといって単なる金目当て
の銀行強盗にしては
シナリオ設定が冷徹で
相当凝りすぎているし
もうちょっと組織的に
専門技術性の高い
医療関係とか旧陸軍の
731部隊関係者の方が
圧倒的に怪しいんじゃないの
と思うが、平沢はとうとう
無罪の証明はされずなおかつ
死刑執行されることもなく
39年間を獄中で過ごして
亡くなった。平沢自体の
危うい人間性はともかくとし、
なんとなくこの事件自体の
真犯人ではなさそうだが
同時に、なんだかものすごい
話盛り屋かつ病的な嘘つき
だった、という事実を
知ったのが印象深い。
私としてはなにかと
事実より盛ってたり微妙に
ウソ混ぜてるじゃん、という
人の話を聞くのは時間の
無駄が過ぎて嫌いである。
あと、帝銀で、
都の衛生課員を装った犯人に、
「この赤痢予防薬を飲んでください」
と言われ行員16名(うち12名死亡)
がほぼほぼ疑いなく素直に一気に
OK!はい、のみましょう!と、
みんなで毒物を飲んだ、という
時の人間の集団心理状態が
なんとも空恐ろしく
興味深かった。
仮に自分がそこに
いても
「え、私はいやです、
やめときます」
とは言えない職場圧
って絶対あったよなと。
だからってこんなにも
あっさり誰かに扇動されたら
従わなくちゃならないの??
と腹立たしくもある。
ついこないだだって、
コロナワクチンもみんなで
はい、打ちましょう!
と言われてそういえば
打っちゃったんだよな
自分、、、
と思い起こし、ダンナに
これってもしかしたら
帝銀事件みたいにだまされた
かもしれなくない??!!
と提案したら
「またそうやって~
陰謀論とかほんと
好きだよね~
でも、いいんですよ♡」と
微笑みながら嫌味を言われる。
陰謀論、、というか物事に
対して多角的見地から
見るのが好きで懐疑的で
あるってのは私の持ち前の
スタンスだからそれは全然
気にしてないのだが、
陰謀論信じてる人って
ざっくりイケてない率が
かなり高め、、
というのがっ、そこがすごく
ひっかかる。
猛烈にひっかかる。
人生にはひっかかる点が色々
ありそれは人それぞれだ。
さて、8月現在、繁華街以外
はほぼほぼ空っぽ感漂う
無人のパリ、10区から
11区、12区を
ぶっ通しで散歩す。
店じまい感がすごい。
高架橋に続く道など
ひたーーっすらに歩き、
ルイイ公園まで行って、
ビキニ姿でくさむらに
転がるフランス女たちを
眺めながら「マダニに
刺されたらどうすんでい~」
と語りながら休憩
(マダニ究極に恐れているから)
当初の予定ではさらに
ここからヴァンセンヌの
森まで歩く予定だったけど、
微妙に蒸し暑い日で
微妙に脱水症状開始、、
というわけでヴァンセンヌ
までいけず、えっと、、
この辺メトロあったらもう
乗ってかえろっかな、と
なってダンナからまた
「根性がないですね、
でもいいんですよ♡」
と白い目で微笑まれる
ゆるめく夏。2023
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