現在住んでいるアパルトマンは
元々新築なのだが笑えるレベル
に欠陥がある。大雑把な人は
気にしないかもしれない点
でも、ダンナは細かく欠陥を
見つけ出しては修理要請を出す。
それで一時期はしょっちゅう
業者が出入りして所々修理
していく日々などあった
ものだが!驚くほどに
一発で完治することは
ほぼなく、皆大した
修繕手腕がないんだな
と実感。痛感。
要は高度なテクニカル
大工工事技術を持つ人口が
年々ガン減りしている
のがフランス現状である。
そんななか、訪れるほぼ
全ての業者が口をそろえて
「フランスの最近の
新築物件、どこも欠陥
多すぎて本当にやばいんだよ~」
と土産話のように言い残していく笑
え?お前が言うか??と
いう感じだがこれは
もはや定説で先日話した
不動産屋も同様の
ことを言っていた。
てか、これほんと
会う人大体皆言うから。
なので2000年代の新築購入
は点検をよくおこなった方が
よい。だからといって古い
物件はそれはそれで工事
テクニックや石や素材の質
などは今よりは確かに
高いのだが、古いものは
やっぱり古い。音の響きや
水道管老朽化など他の
問題がありなんにせよ
修繕は必要。とあるダンナ
友人はパリのいいエリアの
ふつうに億するくらい?
のアパルトマンに住んで
いるが原因不明のコバエ発生
で悩んでいると言っていた。
虫とか勘弁してくれ。。
要は、値段、
立地にかかわらず絶対
問題がない!という
物件がたぶん存在しない。
で、現在パリはオリンピック
2024やる気満々なわけで
町中たくさん工事を
しまくっているが、利益優先、
儲けと競争重視のそれはもう
手抜き&ずさん極まる結構な
低レベルの建造物を大量生産
しているのだろうなあと
思われる。それでもたぶん
よその国の人はテレビで
パリ五輪とか見た日には
「うわーさすが
パリ、フランス、
かっけー、すてきー」
とか言ってくれるんだろうけど、、
フランスってのは
イメージのみによって
勝ってる国である。
私もダンナも日々そこは
死ぬほど心得ている。
心得ながら先を
見据えたほうが健康によい。
で、そんなこんなで後々に
なって「2020年代の
物件、建物にはこういう
構造上問題が、、」と語る
とかもありうる。かといって
この先さらに改心して向上
するという感じでもないから
まあ時代もどん詰まりか、
人類がライフスタイル完全
変えてくか、などなど
未来がどうなっていくか
が楽しみではある。
私たちはとにかく
いかなる状況下に
おいてもフレキシブル
であることのみを念頭に置く。
それにしても
前々からよく感じるのは、
フランスで信頼できる工事
業者探すことの難しさよ。。
昔いたかもしれない職人気質の
腕のいい人はたぶんみんな自分
の国に帰ったかどこかに行った
のではないだろか。私達が
何年も全幅信頼していた
ポルトガル人業者さんも
コロナ前あたりから
フランスにうんざりして
祖国に帰ってしまったし、
本当にいい業者を見つける
のは至難の業だ。
で、最近のある日は、
アパルトマンの
エレベーターがうんとも
すんとも動かなくなって
あれれれれ??
何かと思っていたら
その数日後、地下でお湯の
配管?がなぜなのか
ぶっこわれて漏れまくって
温水プールみたいに浸水
している件発覚。
(←ビル全体で気づくの遅い)
そりゃエレベーターも
故障するわな、、
地下には電気系統の
諸々、住人用物置の
倉庫(カーヴ)
などがあり、、
ダンナと私が気づいた
頃にはもう、めちゃくちゃ
温水プール状の中浸水してて、、
ワインとかシャンパンの
ストック全部高温蒸れ蒸れ、
ヤケになったダンナが
「もう大丈夫そうなら
全部飲んでしまって!」
というものだから最近
家アペロの勢い
すごいから(←ひとりで笑)
こういう物件アクシデント
きっかけにより人は
アル中になったり
するんだろうか欧米では、、
とぼんやり考えるも、
ワイン達があんな過酷な
温水プール&サウナみたいな
場にしばらく放置されてた
わりには味案外大丈夫だし
私も一切腹を壊さずで、
ワインの封、そこは意外と
ちゃんとできてんじゃん
フランス??と思ったり
して酩酊。
(シャンパンはまだもったい
なくてあけられない・・)
一番痛手はダンナが自転車の
高価な電気系部品やら
鉄のボディ?やらを
たまたま下の方に置いて
しまっていてがっつり浸水
してもうショック、
ショック、ショック、ダンナは
自分の国だというのに心が
私より日本人だからフランスの
いろんなことにショックをよく
うけててよくかわいそうな
かんじだ。
ダコタ15才↓
で、ダンナは
ショックだし、アパルトマンの
色々が故障しだして家でお湯が
出なくなった日には
お風呂が生きがいの私も
少し元気がなくなった、、
今夏は猛暑じゃなく朝晩
ふつうに寒かったりする
からお風呂にやっぱり
浸かりたいジャパニーズ
な自分です。というわけで
ダンナと逃避行だべ!と
パリの北上、ピカルディー地方
のあたりに車を走らせた。
ふるきよきフランスを夢見る、、
だったらいっそ
引っ越そうかな
と思いたち不動産
物件見学さえしてきた。
田舎、緑が多くて
率直にすてきだー!
廃墟最高ーー!!
古代ローマ円形劇場遺跡で
演説アリストテレス風ーーー!
と言いながらフィーバー。
とりあえずおいしいゴハン
ばくばく食べてこの晩はホテルに
泊まってたっぷりお湯とお風呂を
満喫し、かなりの幸福感、、
それから再び自宅に戻ったら
一応地下の水抜きは行われ、
なんとかカーヴにも入れる
ようになった。
翻ってエレベーターは夏休み
だからか??依然壊れたまんま
で仕方ないから階段で
スーツケースなどを運ぶ
時はとんでもない静脈炸裂
筋トレ修行だがかろうじて
お湯は出るのでお風呂に
はまた入れるようになり、
なんかすっっごい、
幸せだなーーと
幸福を噛みしめる、たぶん
こういう謙虚さを私はいつも
フランス生活で学んでいる。
あと、いつでもダンナが
一緒にいるからなんとか
大丈夫だが
そうじゃなければ、
ほんと全無理だなと実感。
いろいろ経験中ダンナの
最近の置手紙はチーム感が
力強め。笑
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