ついこないだまで
頭の中ほとんど
で占める生活をしていた。
待ちに待ったパート2
の公開!って、なってから、
ダンナと連日
見なきゃ見なきゃ見なきゃ
となっていて、前準備
として、英語字幕で
だいぶ前に見た「パート1」
を今一度日本語字幕で見直し
細部まで勉強しなおし
予習をしまくった。
「ベネ・ゲセリット」「ハルコンネン」
「フレメン」「アラキス」
「フェイド・ラウサ」
「リサーン・アル=ガイブ」
などなど覚えるべき
ワードが多い。
さて、ちょうどダンナが
会社でフランス全国映画
タダ券を2枚もらって
いたのでスペインから
帰ってからのりのりで
映画館へ向かった。
おもえば
学生の頃などって
デートを映画館♡
な世代でしたので
数年前くらいまで
ちょいちょい行ってた
ものだが、ある頃
から家で見れるネット
配信系充実度がすごく
なってから映画館は
一切行かなくなり、
本当に久しぶりに来た。
パテ!
さて、せっかくの
デューンですので、
私達はフランス語
吹き替えなどは断じて
ゆるさんから
V・O(フランス語字幕)で
IMAX上映のとこに
見にいこう!とかなり
気合をいれてきた。
無論、一頃話題だった
「フランス映画館
トコジラミ発生情報」
をネット検索して該当
のは避け、準備万端。
で、映画館着いたら、、
IMAXはチケット代+
一人8€とかいう話で、、
タダ券で見るはずが
余計に+16€払う羽目に。
い、意味ねーな、つか、
そういう説明は事前に
記載しとけよフランス。。
てゆかシラフだと25€
もするの?昔より
値上げやばい
などなどなどまた
ふたりでチイチイ
言いながら悪態をつく。
そして平日だからか
がらっがらの映画館で
ど真ん中らへんゆったり
座り上映開始、、、
CM?とか数分みて、
ようやく開始、、
したらなんか画面が
かすみまくる、
あれ?老眼劣化した??
とおもったらダンナが
「これ3Dじゃね??」
と横で心配そうに
つぶやくので、
いやいやそれは
ないっしょー笑
とか言ってたら
プテラノドン(飛ぶ恐竜)
がいきなりすごい出てきた
から「おや?砂の惑星に
恐竜とかいたっけ、、?」
と思ってたら今度はまさかの
キングコング的な存在が
ぼやけた画面に
走って登場、
ここでもまだ「砂の惑星」
に。。ゴリラとかいるっけ、、
ととぼけたことをダンナに
問うたらすっごいあきれ顔で
「あのさー、これ
上映作品まちがってるわ・・
キングコング対ゴジラだよ、、」
(3Dでしかも当時まだ公開前)
とのことで、他の気づいた
観客たちがクレーム言いに
いってくれたらしく
数分後やっと
コングsayonara
リアルデューン開始、
うっかり上映作品を
間違えるとかあたらしすぎる、、
さすがフランス裏切らないな。
これって、、例えばバルセロナ
行きの飛行機乗ったのにうっかり
ベルリンに着いてました的な
案件というか。
さて、
ではそんなこんなで
『デューン 砂の惑星 PART2』
の感想、全体的には
ちょっと監督急いじゃった
かな?というかんじで
パート1より一気に
ストーリーすすめなきゃで
詰め込み過ぎた感は
否めないけどやっぱ
2時間半くらい?全く
退屈せず見入った。
(ダンナはIMAXの
音響地響き効果に疲れた
のかまたは空腹すぎた
のか途中で集中力切れてた)
映画としての限りない
娯楽性を重視しながらも
ブレてない哲学観、
宗教観、政治とか
権力、予言の構造、
環境破壊、資源強奪、
時にそれは欧米列強
の植民地主義と重なり、
はたまた十字軍の遠征
にも似た既視感を思わせ、
主人公と家臣(アクアマン!)
の関係性は牛若丸と弁慶の
それを想起させホロリ、、
なドラマティック砂漠舞台
の徹底した貴種流離譚で
いらないシーンとかゼロ。
衣装も音楽も特殊効果も
全マッチいいかんじ。
原作を相当読み込んで
自分の中で落とし込んで
いったであろう
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督
と製作チームの熱意と努力、
(映画とかって見て批評
するのは簡単だろうけど
コレ作るのまじで大変だから)
にも似た世界観だなーと
おもいつつ、特にサンド
ワームのシーン、
私も!僕も!乗って
みたいですとリアリティ
たっぷりレベルまでの
実現力がすばらしい。
主人公を演じる
ティモシー・シャラメの
出演作品はほぼ全部見てる
けど、彼は確かに美しく、
顔の骨格が別格で、特に
あごの線が現実離れしすぎ。
しかしどの映画でも
すっごい輝いて素敵
というわけでもない、
時にはアシュケナージ
ユダヤ系とフランスの
血がはいっておろう
容姿があまりにも
ヨーロピアン文芸的
すぎていうほど
生かされてないな?という
作品も中にはないでもない。
しかしっ!「デューン」の
貴公子ポール・アトレイデス
役ほどドツボにはまる役柄
は後にも先にも
ないんじゃないか??
というくらい適役すぎ
と私は勝手に思う。
しゃらめしか勝たん
全シーンでシャラメの
浮世離れした容貌が
超SFビルドゥングスロマン
の苦悩雰囲気にドはまり
してしかなく挙句にどの
表情もビジュアルも
絵になって感無量。
誰もが年をとる
からにはあとちょっと
遅いと崩れる可能性も
なくはないかもしれない
から一番美の旬最頂点
のこの時期にこの映画に
出てくれて本当によかった。
さて、終わりない
この作品、次は
パート3も出るかも?
ということでまたまた
楽しみにしているが、
原作本の要約を読んで
みたらあまりにも
あまりにも長大な話すぎて
全部クオリティ保ちながら
の映像化は今世紀では
不可能そうだけどいつか
読書しかしちゃいけない
orできない緊急事態
期間などが私の人生に
いきなり
ふりかかったなら
読んでみたいなとおもう。
それはいつだろう??
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