ある日、
外国でテロ現場真っ只中にいるという強烈怖い夢を見た。
あのいいしれぬ恐怖、混乱、絶望、
なんでよりによってこのタイミングなの、、という
そこに居合わせた自らの不運を悔やんでも悔やみきれない心境、
狼狽、その場の状況のディテール、テロリストの
顔つきでさえ(!)あまりにリアルで、鮮明で本当にきつかった?
普段あまりこういう夢は見ないのに。。。
でも潜在的に心のどこかでテロにあったらいやだなと
いつも思ってはいると思う。
日本でこの種の不安感はないが、
(地震のような天災よりも人間の憎悪と悪意によるものの方が怖い)
フランス、パリは世界的大都市としてテロが起こる条件が
あまりにもしっかり揃っているので漠然と不安はある。
他の外国も多かれ少なかれリスクはある。とりわけ人が多く集まる
一見平和ボケしたような場所ほど苦手、
今どこかからカラシニコフの流れ弾が飛んで来たら?
突然誰かが悲鳴をあげて逃げまどい始めたら?
あそこに立ってるあの男、さっきからなんだか
怪しい動きをしているような気がしない…??
疑心暗鬼になったり、不安になったり。
2015年の11月、パリが同時多発テロに襲われたとき
多くの人々が恐怖のどん底に突き落とされた。
それでもその後パリはすぐに正常化し、人々は
普段の暮らしを再開した、パリジャンは強い、というような
ことが当時よく言われていたが、人間はむしろどんなに悲惨で
過酷な目にあってもひととおり「普段の日常」
にもどるしか術がないのだとおもう。
ある大きな悲劇や受難を体験して180度生き方を完全方向転換
できるのは映画や小説の中だけで、精神的に変化はあれども、
一般人の暮らしに関してはいままでの日常にかえり、
いままでのように続けていくしかない。
いままでの人類の歴史の多くがそうであったように、
つまるところ日常は非日常を容易に凌ぐ。
自分が常日頃している旅や冒険は自分で選び、
好き勝手にやっていることなので
様々な状況でビクビクも心配ばかりもしてはいられない、
だからあつかましくも神様にいちいち守っておくれと
お願いするのも悪いとおもっちゃあいる、でも、
もしもだめじゃなかったら、ほんの少し余裕がおありでしたら、
ちょっとした災難を避けさせていただけたなら、、
かなりうれしいんですけど、、
という気持ちで近頃身に着けているのは
マヨルカのパルマ・デ・マヨルカ大聖堂でみつけた
「旅人を守護する」という言い伝えがある
「聖ゲオルギオス」
のメダイ。
聖ゲオルギオスはドラゴン退治の伝説で有名な
古代ローマの殉教者。ドラゴン好きなので退治されるのは
本望ではないがここはドラゴン=厄災の象徴
というふうにとらせてもらおう。
ゲオルギスのフランス語名ジョルジュは偶然
ダンナの3個目の名前でもあるのもコネクト。?
ほかにもマリア様などいろんな聖人のメダイがお守りとして売っているけど、
やっぱり私が瞬時にビジュアル感ぐっとくるのが
白馬+ドラゴン+騎士、のゲオルギス、、
いずれにせよ今のような暮らしは見えないものの守護に
すがるという部分が多々あるのは否定できない何か
あったときに可能なかぎり取り乱さず対処するためにも。???
ちなみにこういうものはダンナに買ってもらう。
全然高くないのだけど、人から思いをこめて贈られるほうが
効果があるという自分なりの迷信がありまして?
(ex 友達といる場合も互いに贈り合うのがいい)
それにしてもパルマ旧市街、
ひとかげまばらな雨降りの古い町並みは、
なんとなくダフネ・デュ モーリア原作の、
一度みると数日眠れなくなる
最強サイコ不吉感満々戦慄映画
「赤い影」を思い出します。
(※これの舞台はヴェネツィアなのだが)
はたとおもいついて原作をこないだ初めて読んでみたのだけど、
(「いま見てはいけない」Don’t Look Nowというタイトル)
これはもう映画のほうが何十倍も怖いって!!
でも文字だとそうなんだーーと思う発見もおもしろい、
とりわけ泣く子黙るしかない衝撃のラスト。
最近ちょっと気づくとたまたま見てるドラマが
デュ モーリア原作だったり、(Jamaica Inn)
見たいなと思う新作映画がやっぱり
これもデュ モーリア原作だったりする偶然多発?
しかし自分が偶然、っておもうことは
大体たぶんいうほどそう偶然でもないのだろうなと
考えたりもする今日この頃☁☁☁
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