去年、まさかの、オーストリアのウィーンにおいて
私とダンナに降り注いだ衝撃的事件について
記しておこうとおもう。
日本の大多数の人にとって、パリは漠然と花の都的
素敵イメージなのでアレかもしれないのですが
実際はそこそこ危険隣り合わせorテロ、軽犯罪多発
都市でもあるので日常的には夢見たりとかも一切
しておらず、治安感覚のベースが日本仕込みの
我々はパリにいると油断てものをほとんどしない方と
いえるでしょう。しかしながら、
オーストリアのような、フランスの何倍も
「マジメそうで、ちゃんとしてる風」
イメージの国では、ついつい気を抜いてしまったんだな。
パリからウィーンまで、なんだかその日は
飛行機搭乗前から搭乗中、到着に至るまで
なにもかもがやたらスムーズ、ウィーン空港で
荷物もそれはもうスピーディーに問題なくさらっと
受け取れて、さっすがオーストリアやるね~
やっぱ国民性がフランスとちがうんだねー
なんつってウキウキの開放感満ち溢れた気分で、
1ミリも警戒などしていなかった、ら、ガッツリ
空港からのタクシーでぼったくられてた事件発生・・。
前もって、そこまで詳しく調べていたわけではないの
だが、パっと見てた事前情報によればウィーン空港
から市内まで、タクシー相場、おそらく36€~40€
くらい、のはずですが、我が家の場合はダンナの
チャリンコ持ち込みという超大型荷物持参旅行者ですから、
そこが弱み。やや大型めのタクシーが必要で、
空港タクシー乗り場にて、キョロキョロしつつも目が
あった大型タクシー見つけて、乗り込んだ。
一見白人のふつうの運転手。
これがパリ空港あたりですと、ビジュアルからして
いかにも移民系であやしみたっぷりで怖ぇー!
みたいな人が多いので、さすがオーストリアだけに
「白人のふつうのおじさん」
という時点でもう煮込まれすぎてグズグズになった
おでんの大根くらいの勢いでゆるっゆるにド安堵
してしまってた我々。
まあしかし今思えばド安堵オーラ丸出しすぎてきっと
ナメられていたのだろう、空港からそう遠くない市内の
滞在先まで無事に到着。と、降りる時になっておじさんは
涼しい顔で「はい。68€。キャッシュオンリー」と言い放った。
ん?
まって、そんなに、、、するんだっけ?
事前に見てたアバウトインフォメーションでは大体
36~40€くらい、というかんじだったので
大型荷物超過料とられてもがんばって50€くらいだろう、
くらいにおもってたのでまさかのほぼほぼ70€請求に
(アバウト8500円くらい)一瞬とまどったのだが、
なにせそれは、あまりに一瞬の出来事で、
ダンナも私も狐につままれた的なかんじでボーっとして、
や、むしろこんな外国来て現地の人を疑うとかその方が
失礼だし無礼だよなくらいな感じで、
あ・・は、はい、思ったより高いですね?
相場的に36€的なことが書いてあったんですけど、、
とは一応やんわり言ってみたが
「だって、荷物がでかいからね」
と主張され言われたとりお金を出してしまった。
しかも普段の我々ならそんな現金を所持してないはずなので
(普通は現金って20€くらいしかもっていない!)
どこかにおろしにいくとかなんとかする間にもう少し
冷静な判断ができたかもだけど、久々の旅行だったので
うっかり空港でウキウキ100€くらいおろしてもってて
しまったのもその日のアンラッキーな方向性のなせる業。。
そして狐につままれた感満載のまま佇む間に、
件のタクシーは走り去り、アン・ドー・トワ、、
15秒後、、
ちょっとまて、我に返った、
え??えええええええええええーーーーーーーー!
よくよく考えたら、乗車時にメーターおろして
ないの変だし(一律料金だからかなとおもってた)
これって、、、どう考えても、俺ら、、
ぼられてね・・・??と、ボッタクリ男ボリス(と命名)
が去ってから急激にふたりで壁に頭を打ち付けるレベルに
衝撃&撃沈。やばい!常日頃パリであんなに警戒ばっかして
生きてるというのに、
ま・さ・か・の、ウィーンでヤラれてる・・
この件に関しては滞在中ずっとダンナと私のネタ
最高峰としてくすぶりつづけ、毎日語った。
ウィーンの町はどこもかしこも最高にきれいで
他にあやしいことは一切なかった、けど、この件は
本当にことあるごとに、毎日語った笑
今でも思い返しては「ボリスめー!」と言いながら
空中に蹴り入れポーズとかしてしまうからね。
持参してたふっるーーいガイドブックにも書いてあるじゃないですか。。
メーター倒してない時点でダメって、、
それから数日後、再び、パリ帰宅の日、今度こそは失敗しまい、
したくないぞ、と覚悟して、今度はタクシーではなく、慎重に
ウーバーを呼んだらそれはふつうのタクシーで、やはりボリス
のと同じく大型車種ではあったもののあっさり36€ポッキリでした。
(ウィーンはウーバーとタクシーが連携してるようだった)
そんな正直感が嬉しすぎてチップとかすんなり上乗せるダンナ笑
というわけでやっぱボリスはボッタクリ詐欺だったという結論に。
こんないたいけな?観光客をだますなんて、なんかひどい。
でもたぶん、良いことも悪いことも地球のロジックだと
自分が他人にしたことって、結局自分に返ってくるから
ボリスもどっかで誰かになんかヤラれるのだろう。
あと、モヤモヤはしたんだけど、こういうのって
厄落とし的な部分もあるかと考えがちなので、
だまされたけど、もっとひどい何かは避けられたの
だろうなと思う、ってことで二人で納得することに。
(これのおかげでダンナが怪我をしない、とかのが大事)
ただ、基本的にはこういうボッタクリはやっぱり
されたくないものである。
ちなみに私達はそれでも外国経験はそこそこ豊富だと
思うのだけど、なんで普段こういうトラブルが
ないかといえば、通常は遠出が多いから空港から
直接レンタカーして自分で運転旅行が多いからで、
今回のような都心部に滞在して車いらず、そこに
しかいないという形式の旅行は結構珍しいから、
というのも思い出した。いやはや、すごく不愉快
だったけど、そんなわけで今回もまたひとつ勉強に
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