前回の続き、パリのバスティーユ寄り
マレ地区、
このあたり、勿論栄えているエリアゆえに、
年中そこそこよく来ます。しかしながら
基本的には大体友達とだらりと散策、
カフェでおしゃべり、ウィンドーショッピング、、
などに興じがちのモードがゆえに、
ちゃんと美術館行くぞーー!!
という気合がなかなか入らず、、
ヴォージュ広場のアーケード歩く度、
もう何年も前から、ああ、行かなきゃ
ならないんだけど、、今日もまた外してもうたな、、
と長年気になり続けていたのが、、
ヴィクトル・ユーゴー記念館
である。
このたび友の後押しパワーを借り、遂に行けた!
フランス文豪ユゴー(ユーゴーともいう)Victor HUGOといえば
「レ・ミゼラブル」、「ノートルダム・ド・パリ」など
かなりの世界的メジャー作品を世に送り出している作家ですが、
こういうの、大体映画化、ドラマ化されているので映像で見て
OKとなり、ちゃんと本読んでないという説が結構あり、、(;´Д`)
ちなみに「レ・ミゼラブル」は日本語で子供向け版なんかが
出ていて、大昔、子供たちに最低限の教養を培ってもらおうと必死の
父が買ってくれたりしたものだけどなんでだかその日本語タイトルが
「ああ無情」
という子供心にへんてこりんな響きすぎて
え?アアムジョーてなに?アアム・ジョウ?超変、
となるし主人公の名前もジャンバルジャンとかもう
なんか入っていけないな、と思ってスルーした記憶がある。
でも大丈夫、それでも仏文科ちゃんと卒業したから。OK?
「彼女なら、毎日でも撮っていたい」と
巨匠フランソワ・トリュフォー監督に言わせしめた
元祖プッツンフランス大美人女優イザベル・アジャーニが
ぶっちぎり最上級の演技力で見せてくれる名作映画
「アデルの恋の物語」
(下は特別出演中トリュフォー左とアジャーニの図)
このアデルはユゴーの娘、アデル・ユゴーがモデルです。
アジャーニのイメージがあまりにも強すぎて、
アデルご本人のしっかりした顔映り写真見たの、案外初めてかも??
それにしてもアジャーニは「気のふれる」役の多いこと多いことね!
長女レオポルディーヌは水難事故で溺死しており、
ユゴーにとってこれは相当な心痛だったそう。
夫婦関係、奥さんアデルは愛人がおり、ユゴーにも
公認の愛人ジュリエット・ドールエがいて、ダブル不倫夫婦
ですが離婚などはなしなのでなかなか先進的?
この館の中で格別「おおっ!!」となるのは
かなり凝っている「中国風サロン」。
私は西洋かぶれでありながらオリエンタルなもの、
エキゾチックなものが同時にものすごく好きだけど、
西洋人の目というフィルターを通した東洋の
イメージにさらに弱いことを認めねばならないかも。
この日は常設展以外に特別展もあり
精神病院の患者による作品、絵画、イラストなどなどが
展示されていました。これがまたとびきり個性的で、
個人的になかなかタイプの緻密な絵筆さばきが多くものすごくうなった。
LA FOLIE EN TËTE
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