コロナ時代の到来以来、旅行や移動は
何をどこまでどう解禁していいものやら
自分の中で少々つかみづらい。以前のように、
オーライ!じゃあ明日から、または明後日から
ちょっとあそこいこう、ここいこう、という
やたらカジュアルなノリではなくなった。
なんでもちょっと虎視眈々と、地味に情報集めながら
タイミングをねらう。。かといって気を付けだしたら
キリがないし、同時にリスペクトしているコロナさんを
ナメる気は全然ないので気をつけるべきは気をつけたい。
そしてまんがいちこれダメだなっ難しいぞ、
て時は潔くあきらめたり、もう、やりきろう!
って決めたらそこだけ集中してがんばるという、
前よりなんかやや違う真剣味はある。
まあしかし時代は変わっていくから変化
というものを見る機会をもらえたのは
一応おもしろいのかもしれない。
さて、そんなコロナ時代のわりには毎日ゆるっと
過ごしていたスペイン、カンタブリア州。







スペインも地方によって特色いろいろだけど、
今回のバカンスの山と海とゆっるい雰囲気のみ
で織り成すこの感じ、、
なんだか私たちのイメージ上にある
九州みたいだったので
「ヨーロッパの九州」と呼ぶ。
ウィーンあたりだと、ドイツ系若干おっかない、、
(顔が)大都会だからしゃんとしなきゃ、
などなど一抹の緊張感はあったが、たとえば
うってかわってスペインは人もなにかとゆるめだ。
たとえば今回のスペイン滞在先で朝食をとっている
ときに出会うおじちゃんやおばちゃんはもう言語
違う以外はなにかと日本の地方のおじちゃん
おばちゃんとノリが全く同じ感じだったのが
印象深い。とにかく、よく喋ってよく食べる。

朝からイベリコハムうれしいなーうきうきうき
と、思っているのははるばる?異国からの
観光客の我々だけではなく、地元スペイン人の
おじちゃんおばちゃんも同じらしく、
何回もおかわりにいくし、大体すぐビュッフェの
皿がからっぽになるから本気でびっくり!!

ダンナとひそひそ、
「なんかみんな超食べるよね、、」
そして、早朝でも明るい。しゃべる。
食べる。写真撮りまくっている。
あまりに撮っているからダンナが
「僕が撮りましょうか」と提案し
全員入ってる記念撮影してあげたらまた
「オー!センキュー!メルスィー!(仏人ってなぜかバレる)」
と皆で喝采の嵐。こういうド素直でファンキーな雰囲気、
フランス人とちょっとちがってて私達は結構好き♡
そしてこの感じは、、日本の地方で偶然に地元の
おじちゃんおばちゃんとからむ時とものっすごくかぶる。笑


そんなこんなで毎日ダンナと
「やばいーうけるーー」を
連発しながらこの日朝ドライブやってきたのは
どうやら修道院(アバウト情報)





外から見ると大きいが素人が侵入できたのは
チャペルまで。


やばいーうけるー
と言いながら次はビーチへ。





「ご覧、シシィ、これがスペインの海だよ」
と、おしゃれなアヒルに話しかけるアラフォー

サントーニャという町をぷらりと
散策していたらなんかお菓子工場発見!
Panificadora Santoña
工場直売などに目のない夫婦なのでかけつけたところ、、

今回どこにいってもみかけた
Sobaos(ソバオ)なるシンプルな
パウンドケーキ的お菓子がもりだくさん。
どうやら名物らしい。ぞ?
そしてこの工場ではたくさん買えたので箱買い。

不思議なことにダンナが
「なんかほんのりアンチョビ風味な気がする、、」
と言うのでそんなまさか?と思ったが
サントーニャは漁業や魚類缶詰産業で発展した
町だけに周辺魚工場の香りがうつったとか?
去年北海道車で走ってた時長万部(おしゃまんべ)
で衝撃の魚臭がした思い出を語りながら
「やばいーうけるー」
真相はよくわからないが結構量あったのに
ダンナがひとりでほとんど食べた。
マドレーヌも買ったのだがこれもダンナが
ぺろりで気づいたらなくなっていた。。
食の消費スピード格差夫婦。

ランチはどこだったか、通りかかった町にて、
またわからないスペイン語を懸命に翻訳コンニャク。
おもしろいことにスペイン人は私達、特に
ダンナを見てもすごい違和感なくナチュラルに
ずっとスペイン語で話しかけてくれてしまうが
ゆえなんかもうわかんないとか答えられないのが
毎回申し訳ないと言い出すダンナだがまあしかし
結局なんやかんや日本語が一番ラクでしかない夫婦。


またドリンクにワイン一本出てきてしまって
あらやだわ~とか言いながらまた一人で飲んだ。
(ダンナはビール一杯くらいしか飲まない)



前菜はアーティーチョークのベーコン炒めとか
クリーミーなライスのなにか。うまい。
メインはポークだったかな?
あとパプリカにとろりとしたお肉はさんだもの。
お肉大体どこいっても柔らかめで食べやすい。
スペイン人と気が合うのかも。


デザートはプリンぽいさっぱり系


気づいたらまた結構飲酒していて
結局この旅行の後とてつもない重度の病に
罹ったのはたぶん飲み会大学生レベルの飲酒の
しすぎであろうという結論に至り現在は反省の
意をこめほぼ断酒ナウである。






ドライブ中偶然みつけた教会が
またすこぶる素敵だった。
黄みがかってからっと乾いたかんじの
石造りがザッツ・スペイン。
下の写真はダンナに
「自分ちです感出して」
と、涙のリクエストの一枚↓
近頃チェッカーズのSONG FOR U.S.A.を歌うのが流行りナウ

