普段大してこのブログに食いつかないダンナなのですが
ヨルダン特集はなぜか毎回ことのほか楽しみだったらしく
「OO(私)は真実と写真で連載漫画を作ってるみたいで
面白かったから終わっちゃうのすごくさみしい!」
と申しておりました。
ふ、、、
サンクス、ダンナ。
昨日最終回を迎えた少年フランス男(少年ジャンプ風)のワディラム砂漠特集でしたが、
今日は番外編で今回のヨルダン旅のまとめメモを、、
ええと、
まずヨルダンまでの移動時間ですが
パリから直行大体約5~6時間程度だったとおもいます。
普段10時間以上の長距離移動が多いわれわれとしては
これはそこまで長くないフライトなので通常に比べれば楽勝。
そして時差も確かフランスと2時間だったのでこの点もかなり助かります。
それからレンタカー、
ダンナは空港でレンタカーしてふつうに国際免許で運転していました。
最初は人気のない道とかでアルカイダに襲われたらどうしよう、、と
本気で思っていましたが全然安全。
道路も思った以上にきちんと整備舗装されており運転に問題はない。
むしろ交通量がフランスと比べ物にならないほど少ないので
ダンナは「フランスよりヨルダンのほうが運転ラク」
と何度となく繰り返していました。
ゴハンは毎回大好物のフムス(手前のペーストみたいの)をピタっぽいパンとともに
激バカ食い。基本的に豆主流のような気がします。
おかげでかなりハードな運動量だったわりに
全然体重減らず、、、ちぇー
ちなみに今回ヨルダンにおける私の一番の目的は
なんといっても死海Dead Seaでした!
前からどうしてもどうしても行ってみたかったから
死海で浮く夢がかなったときはほんとうにとびきり嬉しかった。
ところがダンナ的には
「僕にとって死海はそこまでヒットじゃないんです。
だって魚がいない海なんてつまらない!」
とのことで。感想はひとそれぞれね☆
そんなダンナにとってやっぱり圧巻だったのは
なんといっても
ヨルダンのはかりしれない自然!ほんとーーーに冗談ぬきで大迫力。
都市や都会に興味がないダンナにとって、海以外に心を打つのは
「自然と運動」
ですのでヨルダンはそういう意味でかなり好みドンピシャリだったもよう。
普段そこまで旅を引きずらないダンナですが
いまだに「ヨルダンほんとよかったーー」と何度も反芻中
それからヨルダン人、
皆様大変素朴でお優しかった。なんというか、
おせっかいすぎなほど世話焼きっていうか、とにかくやたらフレンドリーで
あたたかいというか、、他者や外人とのからみがまったく面倒くさいどころか、
むしろだいじょうぶ?こまってない?なんなら面倒みますけど!?みたいな
直球親切の人たちなのでした。
最初から最後までやや発展途上国にありがちな
「外人をカモにしてやろう」みたいな雰囲気がまったく感じられない真心善意の連続。。
とはいえ当初は、本当に申し訳ないのですが出発前の晩「アルゴ」見てたし
昨今のイスラム過激派やテロ事情、近隣国シリアやイランやエジプトなどの
問題もからめて、アラブ諸国やイスラム圏に対して抱いてしまう印象は
「基本怖い」
でした、、、
それだけに今回ほんとうにどこいっても出会う方々に大変良くしていただき、
イスラムに対する印象が以前とはふんわり異なるものとなったのは言うまでもない。
余談ですが先日日本でロナルド・シーガルの「イスラームの黒人奴隷」
という本をたまたま読んだ折、
あまり近代的でない戒律の多さや一部の狂信系を謳うテロリストの影響から
色々ネガティブサイドばかり強調されているイスラム教であるけども
元来キリスト教とはちがう意味での寛容さをもつ宗教であったはずだよなあ
というようなことを漠然と感じたのですが、
そのイスラムの良心の根底を垣間見たような、、
そんな気のする旅だったのでした。不確かな情報で判断して偏見を持つ前に
できるだけ自分の目で見て感じてから自分のなかで物事を認識していけることは
とても幸運なことだとおもう。
ところで3月のヨルダン、
何度か書きましたが気温はかなり低めです。
出発前ダンナから「中東とはいえいちおう冬ですからね!」と
再三忠告をうけていたにもかかわらず
「でも結構南国でしょう?」と思いこんできた私はなかなか寒い思いをしました。
空港ついたら即行ビーサンはきかえ!
と思いきや
さぶいさぶい。むしろ足元だけでもムートンブーツはいてくればよかった、、と軽く後悔。
ヨーロッパ的なつっぱるような寒さではありませんが、
それでもちゃんと冬めです。ついでにデッドシー方面とペトラ方面もまたかなり
温度差があったようにおもいますので国内南北移動する場合も要注意。
日中は気温が少しばかり上がる時もありますが
砂漠でも山でもダイレクトに強い直射日光浴びてしまう危険性を考慮すると
はおりものとはべつに最初から長袖のシャツやTシャツを着ているほうが安心。
ダンナは動きやすい、という理由からいつも半パンを着用していましたが
岩場や岩山をあるいたりのぼったりする機会が多いので切り傷を考慮すると
絶対長ズボン(?)をはいているほうがいいと思います。(ダンナ足傷だらけだった!)
どこかにダンナがいるよ!
こちらはダンナビレッジ、、
ではなく
ダナビレッジ Dana Villageという小さな村。
オフシーズンだからなのかやたら無人な村、、、
ぶらぶら歩いていたら少年がムスっとしながら近づき突然
「ベイビーシープがみたいか?」と聞いてくる、
べ、
べつにみたくなくはないけど、、
かといってこんな人気のないとこで
どっかつれこまれて危ない目にあったらどうしよう、、やばいのじゃ、、と
一人でうじうじ考えてたら
隣の素直ダンナ少年に即答
「イエス♪オフコース♪」
ちょっとおーー
襲われたらどうすんのよおーー
あーー
こんな奥地まで、、
あーーあーー知らない人についてっちゃいけないってマミーから習って、、、
な、、
あ。。。
ごめん、
ほんとにベイビーシープ見せてくれるだけだったのね、、
疑ってほんとごめんなさい!
いまいち外国で警戒心つよめの自分によく自己嫌悪。
ちなみにヨルダンの方みんなこのアニモーをシープ(羊)と言うのですが
なんだか私的には山羊goatにみえるという。
まあどっちでもいいけど。
スマイルサンキュー。
そして少年に礼を言って別れを告げて、、、
偶然少しばかりにぎやかな人が集まっているところを通りかかったら
どこからともなく陽気なヨルダンおじいさんが現れミントティーをふるまってくださった、、
しばし片言で談笑しながらお茶を愉しんだ後、
去り際にお金を払おうとしたら
今日はなんらかの祭日でめでたい日でこれはYOUたちへのギフトだから
お金は受け取れない、
とのことで、、
ジーーン
やざじい、、
なんかこう、本当に、日頃から自分が育んできた先入観、みたいなものが
いろいろばかばかしくなるというかいい意味で覆されることの多い旅でした。
そんなわけでダンナも私も予想以上にヨルダン大好きになってしまい、、
今回時間がなくて周れなかった場所もまだそこそこ残っているので
また機会があれば是非もう一度訪れたいと願っています。
そしてもしもこれらの記事を読んでヨルダンという国に興味がわいた方が
いたならば、、、大変嬉しいことと思います!!
応援クリックしていただけるとありがたい!!↓↓↓