ところでわりと突然決まり軽いきもちで訪れてしまった
今回の中東・ヨルダンJordanなのですが
以前からちょくちょく気になっていたことといえば
この国の王妃さまが
結構イケてる美女なこと
アラブのクィーンのわりに
「いまっぽい」センスの美人さんで
よくファッション誌などでも世界屈指の
ロイヤル美女代表みたいなかんじでとりあげられる
ハイレベルな美貌の持ち主であるヨルダン王妃
ラニアさま。ブルカをかぶることも特になくプライベートでは
欧米風カジュアルファッションをさらりときこなしファンとの
記念撮影にも気さくに応じるフランクさ・・・
と、おもったら
こちらご主人様=ヨルダンの王様
でした。ソーリィ。
シティバンク勤務してたとき王と出会い見そめられたとか、
それにしてもこの身長差は、、、
王、、ちいさいのかな?
と一瞬おもいますが
この写真上から撮られたのかバランスいまいちだけど
あの元伝説スーパーモデルで元ファーストレデーの
カーラ・ブルーニ・サルコジ大師匠とならんでもみおとりしない
ボディバランスであるだけにラニア様自体が結構身長高いのかもしれない。
ハイパー長身女優ニコール・キッドマンの
横にいてもやっぱしみおとりしないから
やっぱりラニア様はハイパーボデークイーンなのではないかと。
というわけで
ラニア様のおかげで
すっかり「イケてるアラブ諸国」イメージのあるヨルダンです。
「イメージ」というのは何事においてもとても重要な要素となる。
ついでのさらなるイケイケイメージとしてはちょうど
われわれがペトラで苦行していた翌日中東視察に来ていた
アメリカのオバマ大統領がまんまとペトラ訪問にきてしまい
町は朝からかなりの大フィーバーだったのでした。
もしやあこがれのラニア王妃とニアミスなるか??とおもいきや
どうにも王妃はきておらず、王様のアブドゥッラー2世と
オバマ大統領男子組だけだったようであります。
にいるオバマさまカジュアルすぎて言われないと
大統領だとはきづきません・・・
でも裏警備はマジスゴ
オバマ大統領の車が通るストリートも
朝から封鎖したり厳戒警備態勢がしかれており
こういう映画でしかみたことないようなSPみたいな
人たちを通りすがりみかけてはダンナと
「かっけーーかっけーーーかっけええーーー」
といちいち感激しておりました。
というわけで
オバマのペトラはこのへんにして、、
オバマノペトラって呪文みたい!
フランスオトコノペトラ
続編最終回いきますぞ。
朝6時半のオープンからかなり歩き、
登りつづけたペトラ遺跡、
昼過ぎ頃には
いいかげんもういいっしょ、、、
と
都会の汚れたネズミである私はそこそこ帰宅モードにはいっていた。
だがしかしピュアポジティブアドベンチャー夫にいわせれば
まだまだこれから後半満喫モード♪・・・・
や、、、
まあ一生に一回しかこなそうだから・・・
そうだよね、、やっぱもうちょっと
がんばらなきゃだめだよね・・・
今帰ったらひんしゅくだよね・・・
「じゃあ今度はモナステール(修道院)にいきましょう♪」
とはりきる夫にシクシクしながらついてゆく。
またしてもものすぎょい登りですがな。。。
ペトラ、ほんとに登らないと始まらないです。
これから行かれる方くれぐれもそのへんよく覚悟なさって☆
こうしてしばらくの間、普段運動不足な
私はださいくらい息切れしながら
ヘロヘロで歩をすすめておりました。
だがしかし
いつからか天候が、、、いまいち、、
というか
超悪化!
こういう場所でいう悪化とは
突然雨がふる、とかじゃなく
突然ものすごい強風が吹いてものっすごい砂が舞いちる、
ついでにガンガン飛んでくる、、痛い!ほんと、痛い!
目にも口にも耳にもどんどん砂がはいってくるし、
風はなかなかやまないし、、宮崎駿よ、もしや風の谷のナウシカの
構想舞台ってヨルダンはいってませんでしたか??と三鷹に
いるであろう(推測)駿に必死でテレパシーでアスクしてしまうほど
風の谷なんでした。
はっきり言って、相当つらいです。砂漠の突風。
写真でみると情緒あるけど。。。
ここ最近いちばんフィジカルにハードな体験だったような。
そんなこんなで無知で脆弱な観光客は
いとも簡単に弱り切ってしまうようななかなかの
壮絶環境であるのですが、ベドウィン族という
地元民族はこういうところにふつうに
住んでいるらしくつくづく砂漠の民のマインド
というのはものすごいことだよなあと驚嘆するばかりです。
そしてまったくやまない砂嵐のおかげで顔も体も砂だらけ、
ソフトコンタクトしている私は目をあけておられず
少し砂がはいっては痛みで涙をため、
また砂がはいっては涙をため、の繰り返し、
しかも超絶登りで相当苦しいし・・
ああもうやだこんなつらいの!
途中からどんどんそもそもやる気満々のダンナに対して鬱憤がつのり、、
大変申し訳ないが一瞬おとなげなくキレた。プツンと
砂にボコボコにされてたから。。。
そしてぶーたれたまま
目的のモナステール、エドディル拝見
や、たしかに素敵だよ、
だがしかしなにせ風つよすぎる
とにかくものすごい早さで写真を撮って
逃げるように下山いたしました。
ほんとうはもうすこし遠くからじっくり観察堪能したかったんだがね!
それにしてもやっぱり現代ほど気のきいた技術も器具もない時代に
岩山掘ってこれだけのものをつくるって、、、最高クールなミステリーだわ、、
いまさら写真を見ながら感心してしまいます。
で、ともかくダダダダダッシュで下山
その後しばし休憩所でお茶をしながら
風が弱まるのをまってみたのですが
この日はもうまったく風がやむ
兆候がみられず、、砂はあいかわらずすごいし
体も冷えて体力もかなり低下、、、
もうあたしだめかも、、、帰れないかも、、
とおもった矢先
この人が
あたしをすくう
ペトラ内には観光客がのるための
ロバやラクダがたくさん屯していますが
交渉が大変とかぼったくり横行とかで
欧米のガイドブックなど読んでも
結構評判がわるいのです。なので
みんなわりと警戒しています、しかしながら
よくよくかんがえたらもっといろんなことが
しつこくてヤバイ国に比べたらここの人たち
いうほどべつにそんなにぼってないししつこくもないし、、
最初は私も警戒していたのですが
一回ラクダのったらあまりにも快適で、、、
もっとお金払ってでもロバ&ラクダ活用すればよかった!
とやんわり後悔。これから行かれる方、
1000円や2000円でラクできるのなら
ぜひ体力温存のためにトライされてもよいかとおもいます☆
以前モロッコで乗った時はそんなに
どうともおもわなかったのですが生死に
かかわる状態でのるラクダはほんとうに天国のように快適なのでした。
ダンナもとても気にいってしまったみたいで
われわれがしょっちゅうヨルダンで繰り返していたセリフ
「ヨルダンがヨルダネ~」
につづき
「ラクダはらくだ」
が加わったという。
ハズイナオレタチ。
ああラクダ、ラクダ、
かわいらしくてほんとうに素敵なアニモー!大好き!
そして帰る頃にはすっかり日暮れ、、ホテルに
もどっていそいでシャワーをし、そのまま
ベッドに倒れ込みそうなのを必死で
我慢して近所のレストランへ
ダンナが興味をもっていたヨルダン伝統料理
「マンサフ」がメニューにあったので頼んで
みましたがちょっと「なんちゃって」だったらしくて
あまり好きじゃなかったようです。ダンナの知り合いたちは
「マンサフすごくおいしいから絶対食べてみそ!」と
言っていたので本物のマンサフたべるためにまた来なくちゃならん。
こうしてものすごいアンフォゲッタブルで
ハードだったペトラ体験無事終了
疲労と筋肉痛で体は相当ガタンガタンで
ねんのためもってきていた
日本の癒しグッズがすこぶる大活躍したのであった。。。
極限状態の癒しグッズ、超きもちかった、、
[…] 後半からヨルダン!今でもこのトリップは我々の間で伝説なのである。 […]